ミスを減らす校正力

城野印刷所の縁の下の力持ちである「校正係」が商品にミスのないように厳重なチェックを行っています。

「校正という言葉は聞いたことあるけど、校正係って?」そんな方も多いと思います。

このページでは城野印刷所の縁の下の力持ち的存在で、強みの一つである校正係について紹介します。

より良い品質を目指して

校正係の仕事とは?

校正係とは、主にお客様からお預かりした原稿チェックや校正紙での修正チェックを行っています。お客様との直接的なやりとりはありませんが、誤字、脱字、変換ミスを見つけ、より質の高い印刷物を提供するために重要な役割です。お客様でなければ判断のつかない内容以外は、さまざまな資料を基に、出来る限りの確認をし、校正を行います。

校正について

校正とは、原稿をレイアウトした校正紙と原稿の二つを見比べ、間違いが無いかチェックし修正指示をすることです。主に誤字脱字や読みにくい表現、漢字変換のミスなどを修正、表記統一なども行います。校正では、校正記号という特殊な記号を使い、修正指示をいれます。

実際にあった校正事例
  • 権利関係にも明るく「著作権が発生するかも」とアドバイス
  • 二重敬語や「てにをは」などの指摘は朝飯前
  • 医療系会報誌の文中にある専門用語(医療系)の間違いを指摘
  • 医療系英単語はもちろん、医療系ドイツ語や古文、漢文、お経の間違いを指摘
  • 英語の長文読解、スペルミスを指摘
  • 学校OBの会報誌で、年号や歴史上の人物名、家族構成の間違いを指摘
  • 400近くある植物名をチェックしていた時に、新種名の間違いを指摘

校正係の声

仕事をする上で気をつけていることは、「確認する」ことです。というのは、この仕事をしていて自分の知識のあいまいさ、思い込みの怖さを痛感したからです。ですので、少しでもひっかかりを覚えたら、すぐに辞書や資料などにあたって確認することにしています。そうして、誤表記等を修正し、正しい内容の製品が仕上がり、他部署から「気付いてくれてありがとう」「助かりました」などと言われると、うれしいですね。校正の仕事は直接外部とは関わりませんが、このような言葉を聞くと、お客様の役に立てていると実感でき、地道な作業が報われた思いで、やりがいを感じます。

営業に届いたお客様からの声の一部をご紹介します

  • 気が付かなかった誤字脱字や歴史的事実、時系列などの指摘をしてくれてたいへん助かっている。金額には代えられない城野さんのアドバンテージだ。
  • 文言の使い方、過去の事例などの引用例をあげてもらって、たいへんわかりやすく、レベルの高い内校正にいつも感謝しています。
  • 「校正」のレベルではなく、城野印刷所校正係が手掛ける仕事は「校閲」といっても過言ではない。
  • 原稿に書いてあることを忠実に再現できているかを見るだけでなく、その前後の文脈や図、計算問題などを読み解き、意味を理解したうえで、文中の矛盾点や間違いを見つけることができるのがすごい。
  • 全体を俯瞰してみる能力に加え、細部にまで気を配るスペシャリスト。
  • 勢い的には、スーパーコンピューター「富岳」に計算させて、「AI」にして残しておきたいレベル。